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2014年8月24日日曜日

アニメーションワークショップ 3週目 "Head Turn"

・12 (+12) principles

・Lead & Follow

・Anticipation(Antic,予備動作)
・モーションキャプチャと手付けの違い
・Space switch
・ムービーングホールドとオーバーシュート
・ブロッキングをスプラインでやる理由

※アニメーションワークショップについてはこちら

■12 (+12 ) Principles

じっくり考えながら読む。
英語だけど、これくらいは読めるようにならないと!
(2周目のワークショップ終了時にメールで教えてもらったものです)


■提出した動画


●Head turn(大畑)-> 動画のDLはこちら

・誇張に少し寄っている
・タイミング的にもう少し早くチョウを追うといいかも
・70fあたりでびっくりのAnticがほしい
・体と頭が同時に止まってる
・びっくりの後のポーズを、そのままヘッドターンのAnticにつながるポーズにしても良い(AnticのAnticみたいな感じになる)



●Head turn(太田さん)

・誇張しすぎている。ArcはいいがArcを意識しすぎている。
・モデルをもう少し人っぽいものに。頭と体が同時に動いている。



●Head turn(東郷さん)-> 動画のDLはこちら

・キレイにできてる。
・体が固い。スパインの回転が1軸だけになってる。
・直すともっと生き生きとする。
・無難。キレイにまとまってるけど、「驚き」や「〜っぽさ」がない。ルール、知識に頼るとそうなる。
・自分で動いて、リファレンスを撮ってみる。
・3つのパーツがずっと同じ形をしている。
・鼻のアークは良い感じ。直線ではない、いいバランス。やりすぎではない。

・テンポ。気づく→振り向く→体が起きる。が1,2,3とイーブンなタイミングで起きている。どっちか短くするか、どこか長くするか。もっとバリエーションを増やすと面白くなる。


■Lead & Follow

Lead -> 導く、先導する
Follow -> ついていく

オーバーラップと重なっている部分。生物をやる上で大事。
体中のいたるところで起きている。

どこがリードするのかによって動きの意味が変わる。
何をそのキャラが考えていて、その次にどんな動きをするか感じ取れるようになると良い。

(太田さんのarmSwing修正分が良かった、とワークショップ前にメールで紹介されていたのでこちらにも載せます)


・まだ直すところもあるが、この修正分のいいところは意思を感じることができるところ。
これは、下がるときに上腕が動きをリードしているから。
それによってただの振り子運動ではなく意思のある人間のarmSwingになっている。


●"armSwing修正分"のクリティーク内容

・横から見るとほぼok。
・手首の回転が少し緩すぎるかも。
・27fで思い切ってここまで引っ張るのはよい。
・上腕のスウィングのスペーシングがややコンスタント気味に見える。もう少し誇張したスペーシングにしたら締まりが出る。
・前方から見た時の上腕のツイストが大きすぎる。もっと小さな8の字でいい。

↓修正前の動画






■Anticipation (Antic,予備動作)

観る人に次の動きを予感させる動き。

(ディズニーの「塔の上のラプンツェル」の動画を使用したAnticipationについての解説がYohei Koikeさんのブログに掲載されているので紹介させていただきます。)
ANITOON! Japan: 第6回 アンティスィペイションの力


■モーションキャプチャと手付けの違い

写真を撮ることとスケッチすることの違いと同じ。
正確に再現するのではなく、「〜っぽさ」というエッセンスを抽出すること。


■Space switch

LeadとFollowを語る上で欠かせない。
FK・・・「子は親のスペースに居る」という。

親の動きがすべてを決めている。
親が正解にならない限り、子をいくら変えても正解にならないので親から順に付ける。

Head Turnは頭(子)がリードするので難しい。
腰を動かすと頭も動くので、行ったり来たり大変。

頭は首のスペースに居る。これをワールドのスペースにスイッチさせる。
これで頭は固定される。(体や首が回転しても頭は回転しない)
クリックで拡大


・Space switchをする機能がリグにない場合は、オリエントコンストレインを使って自分でやる。
→Locatorを作り、コーンに対してオリエントコンストレインをする(Locatorはワールドスペースにある)

この状態でスフィアを動かしても、コーンの回転はワールドスペースにある(コーンの回転はLocatorで制御している)ので回転しない!


リグ、テクニカルはどこまでも付いていくるので仲良くしよう!

動きだけ付けれる人はいくらでもいるので仕事をとられる!

(→5週目のワークショップで詳しく聞けたので先取りします)
動かすということはだれでもできる。差別化が出来ない。
首切りの対象になる。

年を取った時に、若い人と同じことしか出来なかったら・・だめ

戦略的に、自分の特技の部分をアニメーションを絡めて特化させていかないと、どこにでもいるアニメーターになる

技術的なことじゃなくても、
4足ならまかせて!
悲しい表情ならまかせて!
など、この人はこれが強い!ってところを持ってないとダメ。


■ムービーングホールドとオーバーシュート
・ムービングホールド・・・止めているように見えてジワッと動いている

・オーバーシュート・・・止まるところを少し超えてから戻ってくる動き
(かなりざっくりしてますが描いてみました)





■ブロッキングをスプラインでやる理由

ブロッキングはステップにせずスプラインでやってる。
→なぜか?(8週目のワークショップで詳しく聞けたので先取りします)
ポーズが付けやすいので推奨されてたりするが、長さを定義してないのが一番問題。
どこの段階で次のポーズに移り始めるのか。

ステップの一番の利点はポーズが簡単に変えれること。
中間にタイミングを取るためにポーズを入れてしまうと、STEPの利点がなくなる。
最初のポーズを変えるときに、中間のポーズも変える必要がでてくる。

長さ、ポーズをどれだけ止めておくかは大事。核心。


■その他

・歩きのサイクルは8時間以内で作る。メインキャラは少し違ってくるかも。
重いリグが多いのでレンダリングに一番時間がかかる。

・12の原則は知っているだけではダメ。身にしみてないとダメ。

・動画を見た時点で何がいけないのかすぐ分かるように。そのために基礎を何度も反復。

・(参加者からの質問)「アニメーションの参考になる映画は?」
→実写映画は何でも参考になる。アニメーション映画ではスペインにあるイリオンスタジオの"Planet51"がスタイル的に誇張も実際の動きもしっかりしていてアニメーションがすごく良く出来ていた。
ただ、アニメーション映画にこだわらず、とにかく「良い」映画を見る事は大切。

・アニメーション作品ばかり見ていたら、どこかで見たことあるような物しか作れなくなる。
→現実を観察する。いろんな実写映画をみる。

・作品オタクより、動きオタクになったほうが良い。


■次回までの課題

Head Turnの修正

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